pluie de météors

もりの思索について綴ったものです。 自閉スペクトラム症。 わわわアール・ブリュット作家です。

うれしい配慮と物理攻撃のススメ

人事異動の季節です

この時期が苦手な人は、私に限らずでしょう。

発達障害の「変化が苦手」な特性をもつひとは、なおさらその割合が高いと思います。

そこで、ちょっとうれしいことがあったので記録します。

 

席を気にしてもらえていた

異動にともなって、(私の異動はないのですが)、席が変わることになりました。

私は現在、「後ろから声をかけにくい」「自分の後ろでざわざわうろうろと人の気配がしにくい」場所に、席の配慮をいただいています。

「差別しない」みたいなあいまいな配慮よりも、自分も相手もメリットのあるこの配慮が、私は気に入っています。

その席から、どうしても都合上、真ん中周辺に移る必要が出てきたのです。

それについて、できれば「真ん中のどのあたりが良いか」と気にしていただけました。

できるだけ背後からの声掛けが少なく、後ろばかり振り返らなくても良い席を、その中から希望することができました。

 

配慮はさりげなく、あたりまえにが、ほんとはいいよね

と思うのです。それがされていたんだ、ということに、ふとしたときに気がついて、嬉しく思ったのでした。

 

配慮をもらうならまずは「物理」がおすすめ

また、配慮をいただく場合、まずは「絶対にできないこと」「してほしくないこと」の次には、「物理的に、心地よい状態」をつくってしまえるものがおすすめです。

つまり・・・

配慮してもらいにくい:「叱らないでください」「焦らせないでください」系の、「相手の心理を変えてくれ」というもの

配慮してもらいやすい:「耳せんさせてください」「席はここに固定」「名刺全員分くれ」系の、「物理的でわかりやすく、そして、結果的にメリットのあるもの」

 と、こんな感じです。

例えば私が今回書いた「座席」については…

席によって、心地よさって結構違うし、声の掛けられ方も異なります。感覚も。

端っこの席の人に、わざわざ回ってきて背後から声をかけるひとって、なかなかいないものです。そんな面倒なことはしないのです。

ところが、真ん中の席の場合、「後ろから声をかけない」と配慮事項に書いても、「面倒だったり、導線上ヘンだと、やってもらいにくい」です。

そういうわけで、もう「物理的にこうなっちゃう」「それが結果的に配慮されている状態になる」ような工夫を、自分でなり、支援者となり、探るのがおすすめです。

 

今回のうれしい出来事は、きっとこれまでの積み重ねもあり、いきなりみんながみんな、というのは難しいでしょう。本当は、小さい頃からの教育の時点で、そういうことが当たり前の世の中がいいのだけれど。

とにかく、今できることを、できる人が探り、それを伝えていけると面白いかな、と思います。

 

ちょうどいい、は難しすぎるぞ

「ちょうどいい時間」に帰れない

以前からこれはそうだったのですが、ちょっと指摘を受けてしまったので書いてみようと思います。

まず、私は、「ちょうどいい時間」というのが苦手です。

 

何か予定があると待つことが難しく、そわそわもぞもぞして、前倒しではじめてしまうことが多いです。

これは結果的に「できている」「早い」ように見える

ので、問題とはなっていませんが、本人としては結構疲れるし、しんどい特性です。

また、約束の時間にも、異常に早く着いてしまうので、いつも時間つぶしに苦労します。約束の相手にも、気まずい思いをさせることがあります。

 

仕事においては、とにかく処理速度で何もかもをねじ伏せて「できているように見えている」ので、時間きっかりに帰るように”自分を設定”しています。それ以外に、どうしたらいいのかわからないからです。

いい感じの時間というのを、体で感じで、いい感じに帰ったり、来たりということが、出来る人というのはいるのでしょうか?私には、周囲がそういう魔法を使っているように見えて、なんだかいつも焦っている自分がばかみたいで、苦しいことがあります。

 

「連れだって帰る」のは難易度マックス、かも

そして、今回指摘されたのがこれです。

私には、同じ時間に仕事を終える同僚がいます。

その人が少し時間に遅れて帰ることというのがよくあります。

 

一方、わたしはそうしたことはほとんどありません。そういう設定だからです。

そして、一緒に帰る意味もあんまりわからないのです。

そもそも、帰る時間は決まっているのだから、私がどう調整すればよいのでしょう。調整すべきは、私ではない、という気がするのです。

そして、それをうまく伝えたり、コミュニケーションしたり、雑談したりして、時間を調整したり、潰したりを、さりげなくするという術を、私は持ちません。(だから、飲み会の後のよくわからない時間のようなものとかも、けっこううまく振る舞えない。)

コミュニケーションの困難、って、こういうことなのかしらん。

どうしたらいいかわからないので、わたしはどうすることもできません。

 

時間の調整に、コミュニケーションの調整が掛け合わさったようなワザを使わないと、「連れだって帰る」ということは、難しい

これじゃあ、どちらも特性上とても苦手な私には、太刀打ちできませんから、割り切ろう、と思っています。

 

でも、陰で何らかのこと(「待ってろよ」とか「手伝えよ」とかかと思われる)を言われていることは、実は知っています

 

そして、最近は、実は、がんばってがんばって、手伝えることが有るかどうか、聞くことが出来るようにはなりました。もうこれだけで結構泣きそうにしんどい。

でも、「いいよいいよ」と、その人はいつも言います。

だから、わたしは帰ります。

みんな、何も言いません。

 

ところが今日は、ある見るからに器用なある人(帰る時間が同じ人とは別人)に「もう少し待てば、一緒にかえれるのにな〜」とぼそっと言われました。

 

やっぱりぐさりときました。

わかっていることだし、いちおう「私にはここまでしかできない」と割り切っているつもりだったのですが。

 

ちょうどいい、は難しいなあ。

 

「不器用なんです」いえれば、よかった

少し時間が経って、そう思いました。

でも、そのときは、もうぐっさり刺されて、あっけにとられて、ぽかん、として、どうしようもなかった。

 

あしたも「ちょうどよくなく」生きるわたし

でも、それでもわたしは、あしたも時間よりちょっと早すぎる程度に出勤して、そわそわと時間を潰し、仕事をして、時間きっかりに、帰るのでしょう。ちょっとの、仕事を終えた達成感と、さびしさとか、苦い気持ちも、ありつつ、笑って「お疲れ様です」って言うんだろうと思います。

 

それができてるうちは、あとちょっと、あと1日、そうやって、がんばれるのかもな。

そうやって生きていくのかもなあ。

どこまでなら、それなりに楽しく生きられるか、探りながら、ちょっとずつ、楽しい方へ、生きようと思います。

世界自閉症啓発デーに委託参加します

自閉症啓発デーと発達障害啓発週間

www.worldautismawarenessday.jp

毎年この時期は発達障害当事者がすこし動きます。

4月2日が、国連の定める「世界自閉症啓発デー」だからです。

また、2〜8日は、発達障害啓発週間でもあります。

 

各地で、自閉症のシンボルカラーである「青」をテーマにライトアップが行われたり、啓発イベントが行われます。

 

そういったものがあまり得意とは言えませんが、ちょっとそわそわします。

 

札幌で行われるイベントの物販に参加します

ご縁があって、作った「でこぼこれたー」を委託して出しませんか?というお話をいただきました。

少ない部数ですが、少し印刷して、参加することになりました。

doc.co

現在出している1〜3までをそれぞれ出品します。

紙媒体で見ると、なんとなくうれしいものですね。

https://www.facebook.com/waadsapporo/

札幌のイベントページです(Facebookページに移行します)

 

知ることができないからこそ、想像しよう

わたしたちは全てを知ることはできない。

でも、想像することはできます。

どんな事情があるのか。どんな特性なのか。

私の知らない特徴をもつ人々が、世の中ではいつでも懸命に生きています。きっと。

私には絶対に他の人を理解することはできません。

だから、他の人のそのままを認めたい。認め合いたい。

 

わからないままで、じゅうぶん世界は優しくなれるのではないかと思っています。

 

眠気対策とパートナー(通院記録)

通院でした。

 

落ち着いている今、固めたい

今日は比較的落ち着いてカウンセリングをしましたが、将来へのばくぜんとした不安は常にあります。

心理士さんは、医療分野ではなく、プライベートな関係で私を支えてくれる人(親以外)がいると本当はいいんだけど、といいます。

それがすぐにできればそりゃあやりますが、どうしようもないので、今ある関係を大事にしつつ、新しい関係や関わりを怖がりすぎないで、すなおに、でも嫌なことははっきりと、関わってみようと思います。

あまり、考えすぎずいきたいけれど、そう器用でもないなあ。

 

ストラテラの眠気

薬の調整は、ストラテラの眠気対策および、伴って減薬をしました。

最初の5〜6時間に眠気が出て仕事がつらいので、ストラテラの服用時間を夜に。

また、機序の似たサインバルタを10ミリ減らしました。

無理に減薬することはないので、つらかったら申し出るように、とのこと。

↓先週のくわしい投薬はこちら。ここからの変更です。

morikanoko.hatenablog.com

 アーテンもとんぷくであるので、どうしてもそわそわするときだけ使おうと思います。基本的には、ストラテラのほうがふらつきが出ず、ゆるやかに効いていて落ち着きます。

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整頓の仕方もよりシンプルに変更しました。

 

おためしストラテラ

もくじ

アカシジア止めがてきめんに効いた!

最近、アカシジアが出てとてもつらかったという話を別の記事にしています。

 

そのときに、とんぷくで「アーテン」というお薬をもらいました。

すると、それがてきめんによく効きました!

その効き方を伝えたところ、「ストラテラ」を試してみることになりました。

morikanoko.hatenablog.com

アカシジアが出る前からあった症状にもきいている?

アーテンを飲んで、アカシジア以外の症状が楽になっていることに気が付きました。

 

アカシジア以前からあった、アーテンでよくなった症状

・じっと座ることが苦痛で、もじもじと座り直したり足をぶらぶらさせて動かしたり、姿勢を正してみたりしてしまう。

(姿勢維持の問題とも絡むので、ASD特性だけが由来だと思っていた)

・そわそわと焦るばかりでなにも手に付かない

・過集中頼み

・早食いやむだ食いをしてしまう(ひまつぶし?目的なく所在なくするのができない)

・眠るときに、じっとしていられないので、入眠困難

・追い越し運転・無駄に焦って運転

・むだな買い物(やっぱり所在なく存在することができない)

・待ち時間が苦手で、先回りしていろいろとやってしまい、怒られる。

・いつも小走りで、歩く、ということができにくい

 

これらの症状が、改善またはてきめんに良くなりました。

特に、「ちゃんと座る」「歩く」あたりが、できるようになってとても驚きました。

同時に「私はそれができていなかったんだな」ということに、やっっっっと!気づくことができました。この状態が普通だと思っており、自分の忍耐力がなく、口がいやしく、おこりっぽいのだと思っていたのです。

 

ストラテラを試す

そういうわけで、とてもいい薬に出会えたのですが、どうも多動があるようだということで、お試しでストラテラを処方されました。

私はADHDはありません(いや、あることになるのか?)が、楽になるのなら、ということで、試してみることにします。不安なので、とんぷくのアーテンはまだ残してもらいました。

これがよければ、機序が似ている「サインバルタ」が減るかもしれません。

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思い返すとあれもこれも

その時、主治医になにげなく言われたのが

「時々パニックになるのも、衝動性とか多動かもしれないね」

という言葉です。

たしかに、うわーっと動きたくなる衝動を常に我慢しているストレスというのはあるかもしれません。

自閉的なパニックもありますが、まず私の場合「自分のコントロールがとても下手で、感情/精神的な部分がとてもおさない」ということがあります。これはADHDっぽい部分かもしれないな、と思います。

 

現在の薬の状況整理

  • 抑肝散

 

こんな感じになりました。

必要最低限ですが、調子を崩した後なので多くなっているなあ。

なにはともあれ、これでまたひとつ良くなると良いなと思います。

発達障害の診断について

「WAISを受けて、発達障害と診断された」?

ときどき見かけるこのような発言。

または。「WAISの結果で診断されなかった」、ということも。

さらに「私はWAIS受けてないんだけど、大丈夫かな?」という不安も、たまに見ます。

そのことについて、まとめました。

 

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このことについては、関連のことを別の記事で書いています。

 

morikanoko.hatenablog.com

morikanoko.hatenablog.com

 

というわけで・・・

「WAISだけで診断が出る」、ということは、ありません。

 

頓服をのむとき

タイミングをつかむのが苦手

私は頓服薬を処方されているのですが、のむタイミングを見極めるのが苦手です。

ちょうどいいタイミングが、みてわからないからです。

また、自分の調子も把握しにくいらしいですから、そのために、というところもあるでしょう。

 

そこで、頓服をどんなときに飲めばいいか、まとめてみました。f:id:kanokomori:20170317212435j:plain

 

支援者などに相談して、各個人ごとに書き込めるように、少し白いところを多く残しています。

 

もりの場合

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色を変えてわたしの場合のタイミングを考えてみました。

この通りにできたら言うことはないのですが・・・

とにかく、こうやって可視化するだけでも楽しいし、まあ効果があればいいかなー、位に思います。

 

支援者や信頼できる人が近くにいるときは、その人に相談したり、「頓服をのもうか」などと声をかけてくれるようにお願いするのも効果的だと思います。