pluie de météors

もりの思索について綴ったものです。 自閉スペクトラム症。 わわわアール・ブリュット作家です。

「自閉症の現象学」読了

やっと読み終わり

自閉症現象学」という本を読み終わりました。

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先日、「深めてみては」と言われて、途中で投げ出していた本を再び(途中からですが)読みました。

 先日:過去記事

morikanoko.hatenablog.com

 

むずかしい本で、読み飛ばしながらひととおり、という感じでしたが、面白く読めました。

なんとなく、常同行動の章について、先回の記事で示したようなことと頭の中でつなげることができて、「なるほど、なるほど」と思いながら読めました。

思考の仕方や発達の道筋について、ああ、なるほどまさにそんな感じだなあ、と思います。

私の常同行動的な思索遊びについて、ぼちぼち感じながら読むこともできました。私のそういうものは、研究とは少しずれていて、どちらかというと常同行動的なものだなあという感じを受けました。

 

最近、長い時間本に集中できないのですが、またちまちまと読み返していこうと思います。

 

うまく言葉がまとまりませんが、記録まで

 

 

新しいおもちゃ・ハンドスピナー

ハンドスピナーが届きました

新しいおもちゃ、ハンドスピナーが届きました。

 

ハンドスピナーとは、アメリカで流行しているおもちゃだそうです。

ただ回すだけのシンプルなものですが、それが自閉症児やADHD児の情動によい(安定するようにみえる)ということでちょっと前に発達障害界隈(?)をにぎわしました。

私はなんとなく探り探り、もし自分に合わなくてもいいように安いものを購入してみました。

すると、海外からの取り寄せになり、時間がかかって今日、やっと到着して、しばらく遊んでみました。

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「がびょうコマ」の思い出

※まねしないでね※

小学生のころ、私は、指で画鋲を回して遊ぶことにとても熱中していました。

画鋲によって周り方が違い、きれいに回る画鋲をコレクションしていました。

先生から、「学校に持ってくるのは1つまで」なんて言われたりして。

お友達もやっていました。だれがよく回るか競争したりもした気がします。

回っているので、手に載せることもできました(今考えると危ないけれど、ちょうど心地よい刺激なのです、これが)。

その恍惚に近いものが、ハンドスピナーにはある気がします。

 

カウンセリングでも話題に

ちょうど注文してハンドスピナーが届くのを待っている頃、カウンセリングでも話題になりました。

「ちょっと僕、もりさんに聞きたいことがあってさ〜」なんて言うから身構えたら(異動の件があるので・・・)、

ハンドスピナーって、どうなの?自閉症界隈で、話題になってる?」と。

「うーん、ハマってる人はハマってる。まず買わないといけないからそこにハードルがある(私が主に繋がっているひとが成人で二次障害を抱えていることもあり、経済的にはそんなに余裕がない)。」

というようなことを答えておきました。

そして、先生がドンキで買った(買ったんかい!笑)ハンドスピナーを触らせてもらって、ちょこちょこと感想を言いました。

管理の問題があるけれど、病院に置こうかとも検討中らしいです。どうも、結構置いている病院もあるそうで。

とても感覚的な部分ですが、やっぱりこれ系(回転するものやラトル、水の流れ、音の刺激、…)はハマるのかな〜という印象です。

 

もりのおもちゃたち

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いま、私の持っている療育系のおもちゃは、こんな感じです。

もっと集めたいなー!

カラフルでかわいくて心地よい。

結構、インテリアとしての部屋への馴染みも悪くないです。

 

おみみいろいろ・2017summer

耳をまもるグッズ紹介

今日は、もりの耳を守るグッズとして、最近使っているものを紹介します。

以前から少し進化しています。

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こうやって工夫するのは楽しいです。いろんな工夫をして、楽しく生きてゆきたいです。

 

※でもやっぱり、これらは万能ではないので、静かな部屋でゆっくり休む時間も必要で、無理がきくというわけではないことを付記しておきます。

 

以前の関連記事 

morikanoko.hatenablog.commorikanoko.hatenablog.com

morikanoko.hatenablog.com

 

遊びは休みにならない

土曜日に出かけました

今週の土曜日は、診察の後、少しお出かけをしました。

1日しっかり、休日に活動をしたことになります。

これは、半分は「遊び」「リフレッシュ」ということになるでしょう。

 

日曜日はほとんど寝て過ごす

そして、次の日、日曜日は、ほとんど起きていられずに過ごしました。

土曜日の負担を取り返すには、そうする必要があったし、そもそも起きていられないので、寝て過ごしたというわけです。

 

「疲れやすい」という症状

以前から当事者や支援者の間ではいわれていることですが、感覚の過敏や鈍麻、コミュニケーションの負荷が大きい発達障害者は「疲れやすい」「体調を崩しやすい」という面があります。

 

ここ最近は、NHK発達障害プロジェクト」で感覚の過敏性が取り上げられるなど、少しづつ、一般向けの啓発において「片付けられない」「コミュニケーションが取れない」以外の発達障害の困難にも焦点が当たっていますが、まだまだ「疲労しやすい」点は注目されていない・配慮事項にも入りにくいように思います。

 

www1.nhk.or.jp

 

それゆえに、無理をして心身を壊してしまう当事者もいるのではないだろうか、と思います。

私も、以前の職場で「大丈夫でしょう」と言われて真に受け、日常的に嘔吐が止まらなくなったり、立ち上がれないほどの不調に見舞われていました。

障害者雇用としてジョブコーチが付いてからは、ある程度休める環境にはなりましたが、やはり仕事をする上で、何か飛び抜けてできる、というようなことよりも、「まず毎日出勤できる」ことが重視される側面が大きいです。就労する前に少しだけ行った事業所(?)でも、それをたくさん言われ、とても困りました。

 

morikanoko.hatenablog.com

 

「遊び」も「休み」も必要

ひとが心身共に健康に生きるためには、「次の日に頑張るための休息」も、「リフレッシュする遊び」も、どちらも必要だと思います。

健常者といわれる人々の中にも、そういうタイプは結構いるかと思いますが、おそらく特に「疲れやすい」発達障害者においては、その2つは、同時にはできません。

活動的に「遊び」をすることが、休息にはならず、必要なのだけれども、別にきちんと体と頭、心を休める時間が必要です。

 

もう少し、思い切り遊んで、思い切り休めるような労働形態が増えたら、生きやすくなるのになあ、と思います。

 

胡蝶の夢は常同行動?

カウンセリングにて

さて、今週も診察とカウンセリングがありました。

カウンセリングでは、今週のつぶやきをまとめたものの解読が主になりました。

だいたい、調子はそれなり。

そのつぶやきの中に、「胡蝶の夢感が強まる」というものがあり、心理士さんはなぜかそれに注目しました。

そして、それが広義の常同行動・興味の限局にあたるかもしれない、と言われました。

 

わたしの「胡蝶の夢」詳細

 くわしく教えてほしいと心理士さんがいうので、少し詳しく話をしました。

過去記事でも、少し触れています。

過去記事

morikanoko.hatenablog.com

morikanoko.hatenablog.com

 

胡蝶の夢」状態は、安定?

詳細を聞いた心理士さんは「うーん、離人や解離といった状態とも似ているけどなんとなく違うよなあ。それに、その状態のときのもりさんは、安定している気がするんだけれど。」と言いました。

それを聞いて、私も考えました。

 

確かにそうかもしれない。

なんとなく、世界と噛み合うような。心地よい快感?スーフィズムみたいな。くるくる。マニ車

 

というようなことを言いました。

すると心理士さんは「あー、頭の中でのことだけど、広義の常同行為みたいなものなのかな。別に答えが出るわけじゃないけど、おなじことをぐるぐるしてるんだね。興味の限局と言えなくもないし。」と言いました。

 

その発想は、私にはまったく無かったので、おどろきました。

けれど、たしかにしっくり来るものがありました。

なるほど、なるほど。

よくわかった気がします。

 

 

考えを深めてみよう

心理士さんはさらに続けて「うーん、そのあたりの研究者は誰になるのかな。ちょっと深めてみるといいかもしれないね。」と言いました。

私は「研究とかじゃない。やればやれないことはないけれど」と言いました。

「そうだね」と心理士さん。「科学とか統計とかに落とし込むとマズイ気がするね。けれど、もっと考えてみるのも面白いかもしれない。認識論あたりかな。」と言ってくれました。

最近、本をあまり読めていないけれど、ちょっと読んでみてもいいかもな、と思いました。

この常同行動っぽい思考のぐるぐるがどうなるかはわからないけれど、いまは、これが「常同行動っぽい」という発想に興奮し、面白がっているところです。

 

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診察では、お薬について少し話し、記事を見せました。こちらの記事です。

 

morikanoko.hatenablog.com

 

とても面白がって読んでもらえて、うれしい気持ちになりました。新しいけれど、アーテンが記事のような効き方をする可能性はなくはないようです。当事者の感覚というのは、わかるとよいのだそうです。当事者としても、わかってもらえるとありがたいです。

また、ある県の冊子に私のエピソードが掲載されるようなので、そちらもたたき台を見せてもらいました。誰かの役に立てばよいことです。完成したらまた読ませてもらおう世思います。

 

 

胡蝶の夢

よく、胡蝶の夢状態になる。

自分の体を抜け出しているような感じ。何も感じないようでいて全部感じているようでもある。

私が特定のある個人(個人ってなんだ?)を「わたし」だと認知しているのはいったいなんなのか。

どうして、体のぶんだけの範囲を切り取って、個別にくくることができるのか。

世界はどろどろに溶けて、どうにも切り分けることなどできそうにない。

 

わたしはあのこではない。

なぜあの子の感覚をわたしは感じないのか?どろどろにとけてしまえば感じられるそれ。

 

世界はいったいどこまで続いているのか。

いきものと、そうでないものは、どうやってわかれているのか。

みんないきているの?みんないきてなどいないの?

死んだらそういうことがわかるのだろうか。

死ぬとはいったいなんだろう?

意識とはどういうしくみなのだろう?

ただの電気信号のはずなのに、なぜこうも実感がともなうのか(いや、伴っていないかもしれない、それは私にはわからない)。

 

あたまがぐるぐる(あたまってなんだ?)。

 

わたしはどろどろの部分でしかないのだ。しくみの一部でしかない。

けれど、どうしてこんなにも頑張ったり、悲しくなったり、するのだろうか?

 

ほかのものものたち(もの?いきもの?ひと?)は?

 

そういえば、閉じ込め症候群の人にも意識があってコンタクトが取れたという記事があった。よかった。ひとつのこわいことが、解決した。

 

ぼーっとしてなんにも考えていないのに、なにか考えているようで

きっとこういうことなんだ

全部を言語化はできないけれど、私の胡蝶の夢

 

あざやかに回るおもちゃ。瓦解する世界。

 

 

アーテンの効果

アーテン、再び飲んでいます

 以前、アーテンのことは記事にしていますが、ストラテラの処方以降、あまり飲んでいませんでしたが、最近少し調子を崩したこともあり、再び頻繁に飲んでいます。

www.rad-ar.or.jp

morikanoko.hatenablog.com

 アーテンは、もともとはパーキンソン病アカシジアに使うもので、私もアカシジアが出たときに処方されたものです。

しかし、なぜかそれが私の場合多動に効果がありました。それで、結局ストラテラを飲むことになったのですが、どうも両方飲んでみて、アーテンストラテラは違うなあ、と感じたのでまとめておきます。

 

※お薬のことは個人の体験を鵜呑みにせず薬剤師さんや医師に相談してくださいね

 

アーテンストラテラ

ストラテラの効き方

ストラテラは、私の場合あれば良いけれど無くてもなんとかなる、ような感じで、飲んでいるときはあまり効果を感じません。

が、そういえば、と思い出してみると、「わーっ」と叫びたいような衝動は、ストラテラを始めてからほとんどなくなりました。

私の場合、ストラテラは、ゆるやかに、しかし確実にきいているようです。

 

アーテンの効き方

アーテンは、効いているのが体感でよくわかります。

体がきちんと重力に対応して、地面にくっついていてくれ、体の重さを感じることができるようになります。

きちんと歩いたり、座ったりという動作が安定してできるようになります。

多動に効いているようにみえるのは、あくまでも見た目の話・改善した症状の種類の話で、どうも身体感覚に効いているような感じがします。

重力の刺激が心地よい、と感じます(これが良いことなのかはわかりませんが・・・)。

 

ふわふわの体

さて、少し触れましたが、私は身体感覚がふわんふわんに薄いようです。

そのため、安定する姿勢というものがなく、いつも不安定な感じがしています。

その為、壁と壁の間に自分の体をつっぱるようにしたり、狭いところに入り込んだりすることが非常に心地よく、安定して感じられます。

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(以前の記事のイラスト再掲・こんな感じです)

そのふわふわの体を、作用なのか副作用なのか、アーテンは重石を入れて安定させてくれるような感じがするのです。

 

なんとなくそれは、ADHD的なものではなく、ASD的な感覚のような気がします。もともと私はADHDではなく、自覚もないので(診断書に記載される診断名=ICD準拠 としては「広汎性発達障害」、医師や心理士の見立て=DSM準拠 は「(多動というよりは)自閉スペクトラム症(の方)」)、そう考えるとしっくり来る、というだけのことかもしれませんが、なんとなく、そういう感じがします。

 

また、アーテンには「筋肉のこわばりをとる」作用があるらしく、それによって力を抜くべき部分の緊張がほぐれて、安定姿勢が楽になったのかも?とも推測しています。

 

あくまでも私の感覚と推測でしかありませんが、記録として残しておこうと思います。

ちょっとおもしろいので、アーテンを飲んだことのある人は、どんな効き方だったか教えてほしいな、と思います。