pluie de météors

もりの思索について綴ったものです。 自閉スペクトラム症。 わわわアール・ブリュット作家です。

どうして続いているのか

カウンセリング16にて、実は言われていたことがあります。
私のカウンセラーさんの所属するちいさな研究会に、私の事例を出させてほしい、ということです。
面白そうなので同意しました。

なぜこうなったかも説明していただきました。
それは、私は今の病院に落ち着くまで、いくつかの病院に行っていますが、どこも長く続けることができませんでした。ところが今の病院では1年ほどは続けて通えています。それはどうしてなのか、という点が大きいそうです。
その他のことも鑑み、研究し、診察・カウンセリングにフィードバックされるようです。

私なりに、なぜ今の病院で続いているのか考えました。
今のところ、以下の要因が考えられます。

1. 「自立支援医療費制度」を利用し始めたこと
2. 今までの病院と特性上合わなかったこと(発達障害の診断はできても、それに合わせた対応はできない病院だった)。今の病院では発達特性を考慮した診察を受けられていることその中でも、「知識・論理」部分のモヤモヤ・興味についてきちんと処理してくれること

自立支援医療費制度の利用

私は今の病院で初めて「自立支援医療費制度」を利用し始めました。
この制度を利用するにあたって看護師さんから説明を受けたのですが、これは「指定医療機関」として、通院先および薬局を固定して役所に登録する必要があります。ゆえに、「これを利用するということは、この病院にきちんと通って、治そうね、っていうことだよ」と説明を受けました。

そのため、制度上、「ドクターショッピング(便宜上この言葉を使いましたが、別にドクターショッピングしていたわけではありませんよ)不可」なわけです。(もちろん転院して登録し直すことはできますが、パニックになってそのままフェードアウト、といったことはできないわけです)

これによって「根気よく通う」ことや「パニックしても逃げない」ことが「当然そうある(べき)事実」として私の脳みそに書き込まれたわけです。どんなに調子の悪い状態を病院に見せてしまっても、逃げないで次回もそこに行かなければならず、結果的に「調子の悪い自分」をきちんと知ってもらえています。

こういった福祉制度というのは、基本的に自分で求めない限り医療機関や役所は何もしてくれません
様々な病院で「受給者証をお持ちの方は出してください」「各種診断書料金」とった張り紙はあっても、「それは自分にも取れるのか」「必要なら声がかかるのか」「自分でいう必要があるのか」という部分は不明確なまま。診療はうじうじ迷っている余裕はありません。「私なんかが福祉の、税金のお世話になっていいものだろうか?」なんて思ってしまう人も多いと思います。
私は実際にそういうふうでした。
福祉制度は、主にTwitterの当事者さんのつぶやきから知りました。本当に動けないときは、こういう手続きはとてもしんどいものです。
本人や周りの家族(ここで家族を出すのはとても嫌なのですが)、理解者がこういった制度に対する心理的ハードルを感じず、制度的ハードルを感じず、使えるといいですね。

今までの病院との不一致・現在の病院のよさ

今までの病院では、上記がなかったことに加えて、特性上苦手な部分へのフォローがあまりなかったことで、不安を抱えてしまったり調子を崩してしまったり、「もうこの人は信用出来ない」「この人は合わない・話す意味がない」などとスイッチが切れてしまったり(一度こうなるとほぼ修復不能)しました。
いくつか思い当たることをあげていくと…

・論理や知識にかかわる説明がほぼなく「ゆっくりでいいですよ」などとばく然と言われる(メンタル系の患者さんなら一度は思ったことがあるのではないでしょうか「そんなこと言ってもゆっくりしてたら破産して餓死じゃ〜」「それができたら治ってんね〜ん」と。)
・質問が「どうですか」といったオープンクエスチョンばかりで不安が積もりに積もって爆発
・細かく長く、しつこい私の質問に医者がギブアップ
・一度パニックになったらもうアウト(クールダウン方策がない)

あたりです。「話を聞いてうんうんうなずいて薬を出される」ではおそらく定型さんでも不安だろうと推察するのですが、発達さん、特に言語性優位タイプはとっても困ってしまいます。診断はできても対応はできない病院、意味ないです。夢みたいな解決策(引っ越すとかずっと私費で休み続けるとか)しか出せない病院も意味無いです。もちろん限界はあれど…。病院でやれることはほぼ投薬とカウンセリングに限られますが、それでもその他の支援機関の情報・制度的情報等、提供してくれないと途方にくれてしまいます。高機能者に必要なそういうものってとても少ない・ほとんどないので、「そうはいっても」というところだとは思いますが…。うーん、困った、ですね。

さて現在の病院ですが、

・制度自体の紹介はないが、質問すると別室で看護師さん(ケースワーカー?)が時間をとって説明してくれる
・パニック時に提携薬局から緊急的に頓服処方・別室休み措置をとってくれる(毎度ごめんなさい)
・(医師が必要と判断したら)かなり発達障害にくわしいであろうカウンセラーさんがつく
・発達特性を考慮した診療…診療においてはそこまで長い時間ではないので感じない部分もあるが、「コーヒーとの相性」や「複数のことができない」ことを踏まえたアドバイスをしてくれたり、漢方治療ができたりと結構お医者さんも発達特性を知っているのではないかと思います。少なくとも私にはこれくらいで充分です。「どうですか」で答えられないときは質問を変えてくれます。書き出してみるとありがたさが増すなあ。
・カウンセリング…発達障害研究経験者なカウンセラーさんがいます。見通しのあるカウンセリング、また、見通しが持てないときや、オープンクエスチョンをせざるをえないときには、「そう言ってくれ」ます。見通しを完璧につけたり、オープンクエスチョンを一切しないことより、この事のほうが重要だと思います。また、一見直接カウンセリングに関係なくても(ありますけど)、私の疑問に思うことに関して説明をしてくれます。知識や論理・言葉の面の好奇心(こわだり)が強く、またわからないことが嫌だと思う私にはうれしい。そういう説明があるからこそ、そこに交えて気持ちを伝えられたり、汲みとってもらえたりしているのだと思います。「知識や論理」を介して徐々に信頼できているのだと思います。これは、子どもと仲良くなって保育園の話を聞きたいときに、初めはプリキュア仮面ライダーの話を振るのとレベルとしては同じなのですが、違うように見えるために、できないカウンセラーさんもいるのでしょう(そして私なつかない)。

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現在のところの私の考えは以上です。
研究会、どんなふうになるのかな〜。面白そう。
みなさんによいフィードバックがあれば良いなと思います。