pluie de météors

もりの思索について綴ったものです。 自閉スペクトラム症。 わわわアール・ブリュット作家です。

カウンセリング12

12回めのカウンセリングは、これまでの振り返りをしました。

カウンセリングは往々にして「来て、日常のことを話す場」になりがちなのだそうです。
それは、私の担当してもらっている心理士さんのとる立場とはそぐわない。
また、私もそういったことがとても苦手です。

そこで、10回をこえたところで一度振り返りをして、新たに方針をつけましょう、ということでした。
スライドを使って説明があり、一度に多くの情報でも視ることに強い私は、理解ができました。割りと互いに「見せて示す」タイプの会話であるため、やりやすいです。

心理士さんは「認知行動療法

以前に、私が推測していたように、心理士さんは、カウンセリングの中でも「認知行動療法」を行う臨床家です。
「受容的態度」のようないわゆる「カウンセリング」っぽい行動は「手段」であって目的ではなく(これが目的だと私は困ってしまいますので、良かった)。その人の状態を良くするお手伝いをするよ、という立場をとります。これについては基本的にどの心理士さんでもそうかと思いますが、受容することが目的ではない、という点がちょっと強調して言えることでしょう。だからといってガンガン議論したり、叱られたりするわけではないですが。
認知行動療法というのは、「その人の病気や症状・障害は、その人と環境との相互作用である」という立場でカウンセリングを行うことが基本にあるそうです。
ですから、環境や人(本人を含む)を調整してゆくことで、生きやすくしましょう、という方法を取ります。

私は「当事者」

また、私の担当の心理士さんはどうやら研究者としても活動しているのかな?と思われます。
彼は現在は違いますが、発達障害も専門に研究していたことがあります。
しかし、それはあくまで「研究」です。
「それがどういうことなのか」「この障害はなんなのか」といったことを整理することには長けていますが、「じゃあ、どうしたらいいの?」といった部分に関しては、得意ではないそうです。
むしろ、今までのカウンセリングで、私のほうがそういった知識は多く、研究もしているとのこと。

そういうわけで、「定義の知識」「行動の知識」の凸凹がお互いにうまく噛み合ったような形になりました。

私の障害

これは一応既に診断書が出ていたものですが、振り返りということもあり、また、10回のやりとりで、改めてはっきりと告知がありました。

私は、
(高機能広汎性発達障害/HF-PDD、自閉症等とほぼ同義)
です。

それまでは、迷っていた節もあるようです。
発達障害を念頭に置きながらも、主治医の先生と心理士さん、それぞれと話す中で、状態を見ていて下さったのでしょう。やはり「はっきりとした確定診断」にはそれなりに時間がかかるのでしょう。
すなわち今までは、私が「はっきりしていたほうが安定する」こともあって「とりあえず、発達障害としての治療を行う=ゆえに、診断名は発達障害であったということです。
それが、今回、はっきり「あなたは発達障害で、その中でも自閉スペクトラム症です」と「治療のため」ではなく「純粋に私の状態として」診断が確定した、ということでしょう。
図としては、変わらず「典型的」な位置に。

現在までのまとめ

これまでのカウンセリングで話したことのまとめ及び、心理士さんの推測・展望を示してもらえました。

お団子モデルの話=枠組みがあると安定する
…枠組みを適宜利用する。
・断ることが苦手、衝撃を受けてしまう
…練習が必要
→それ以降進展なしなので、今後の課題。
・水や空気はきれいと感じる
…(心理士)対人関係が複雑で不確定ゆえにそう感じる?との推測
…(私)それもあるかもしれないが、他にも有る気がする。と回答。はっきりわかるものや循環するものにひかれるなあとは思います。人間関係にかぎらず世界全般が不確定で不安ゆえに起こりやすいのかもしれません。あとは好みの問題。きれいと感じる・惹かれる分には問題はありませんが、面白いテーマや核が有るかもしれないので、考えてもよさそうです。
・据わりの悪さ
…(心理士)哲学的ゾンビの世界から、他者の存在する世界への移行が急激で恐ろしかったため?と推測。また、自分の定位が弱い可能性があるとのこと。ゆえに他者とのやりとりに困難があるのかもしれないそうです。
・身体感覚・感覚統合の問題
…皮膚の下に収まった自分のおさまりが悪い
・知的能力
…知的には高い。すなわち大きなコップをどう使うか。(また、そもそもそのコップで勝負するのか?)
・感情を感じにくい?
…(心理士)以前そのように指摘したが、そうではなく、感情そのものは嵐のように感じており、しかしそのラベリングが困難なのではないか。対処のしようは有りそう。

現在の状態

・以前不安定の原因の1つだった「仕事」に、就職できた。
…努力ができた。ジョブコーチさんが優秀なようなので、頼りながらいきましょう、とのこと。
・病院では基本的には落ち着いている
…きっかけがあって混乱することはあるが、基本的には落ち着いており、また立ち直りも速い。枠組みがしっかり(仕事)してきたこともあるか。とのこと。
・問題の共有ができはじめた

これから目指すこと

・感情的に落ち着く
…ラベリングするために、感情に関する言葉を覚えていきましょう
・生活と医療のバランス

人により生活に医療が介入するバランスは様々ですが、上記の図のように示すことができます。左に行くほど医療的緊急度が高く、生活を充実…とかなりふりかまってられない状態=①です。入院治療などが必要な場合、とにかく生きろ!と言う状態になっていきます。「急性期」というそうです。一番右=③なら、医療がほとんど必要ない、定期的な通院などを必要としないような場合です。
私は今、週に一度病院に通っていますが、生活の負担を考えると、月に一度くらいまでにできて、状態が安定するといいね、というのが理想とのこと。図の②くらいの状態をめざします。常に、ある程度医療とはつながっていた方が良いということで、③は目指しません。
当事者研究を続ける
…これは順調とのこと。自分のために続けます。

今回は以上で、途切れていた生活記録表を再開しました。感情を知るためかな?
また、次回、安定した状態で迎えたいものです。