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pluie de météors

もりの思索について綴ったものです。 自閉スペクトラム症。 わわわアール・ブリュット作家です。

WAIS-Ⅲの結果

先日実施したWAIS−Ⅲの結果が出たので聞いてきました。

WAISとは?


WAIS-Ⅲとは、ウェクスラー成人知能検査の頭文字をとった名称です。アメリカではⅣまで出ていますが、日本語版の最新はⅢです(2016/05/22時点)。
WAIS知能検査は、「おなじ年齢群における受験者の成績」をIQとして算出します。
また、「群指数」といって、知的能力をいくつかに分け、その分野ごとのIQも算出されます。

児童の発達検査で用いられることのある「K式」「ビネー」等では「この年齢ではここまで到達していないといけません」という値があり、そこへの到達度で「あなたは◯◯歳相当の発達段階です」といった結果が出るのに対して、WAISでは「あなたとおなじ年齢の人達100人中、何番目の成績です」という出方をします。「偏差値」のような感じです。

また、WAISにおいて算出されるIQはあくまでその人の知的能力の一部でしかありません。
ここでの結果がそのままその人の困り感に繋がる、繋がらない、というものではなく、今後の活動の指針のひとつとして使います。
※ただし、WAIS群指数のバラツキは、発達障害の診断にかなり参考にされるようです(しかし、WAISの結果だけを見て発達障害の診断を出したり出さなかったりする医師は、要注意。)


IQのバラツキと正規分布

今回私がWAISを受けたのは、「発達障害をもつ自分」という前提があります。
前回は、二年前に受けており、群指数のバラツキがとても大きく、最大36の差がありました。

発達障害の分野において、この「群指数のバラツキが大きい」と、一般に、「生活上の困難が大きい」といわれています。

ただし、この群指数の差は、単純に「差と差を比べる」ことはできません
なぜなら、「WAISのIQは、得点ではなく、偏差値」であるためです。

そのため、群指数のバラツキを比較する際には、上図を思い浮かべるとよいでしょう。
100(平均)の部分に大きく山がある、正規分布になるように設問は設定されています。中央の山から離れるほど、そのIQは少数派になります。
したがって、おなじバラツキであっても、IQ100の山から離れているかどうか、100の山を飛び越えたバラツキあ有るかどうか、といったことで、困難の度合いや困難の種類は違ってくるのです。


私の結果は?


さて、今回の私の結果ですが、医療用の結果シートしか希望しなかったため、報告書はありません。ただし、シートを見せてもらいながら、口頭で話を聞きました。また、いつでもその結果を見せてもらうことができます。

【結果】
FIQ(総合)=130
VIQ(言語性)=130
PIQ(動作性)=123

という結果でした。群指数の最低が119、最高が130でした(差のMAX11)。だいたいIQ130の前後に分布しました。

前回と比較し、かなり認知機能の底上げがされています。すべてにおいてバラツキも小さくなており、正常域です。また、二年前のことなので、学習効果も考えなくてよさそうです。

前回もっとも低かった「配列」という項目が7点から11点に大幅に上がっています。理由はわからないそうです。確かに、前よりできたと感じました。うつの回復度合い、検査者との信頼関係なども関係しているかもしれません。前回よりも「機械的に答えるだけ」でなく、「わからなさ・嫌だ」という気持ちを持ちながらやっていたのが、かえって良かったのかもしれません。

しかしやはり動作性IQの方が言語性IQより低く出ました。動作性IQは、「見たもの・きいいたものから理解する」能力・言語性IQは「言葉から理解する」能力という見方ができるそうで、おそらく私は「見て理解・聞いて理解」よりも「言葉から理解」の方が(適切な環境であれば)得意なのだろうということでした。断片的な情報をまとめ上げることに苦手さがみられるようです。

絵や音は、「自分で補う部分」が言葉より多いため、その文脈を補いきれないのだろうと推測しています。「見たものは再現できても、その意味は理解できない」のではないか、と思います。

言語性が優位であるため「頭の中で言葉や概念を操作し、推論する」ことがとても得意であり、それを生かせる場所で能力を発揮してはどうか、ということでした。
(確かに、このまわりくどく正確すぎる、うっとおしい文章しか書けない性質というのは、まさにこれなのです)

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WAISの結果では上記のようでしたが、私の中での能力のバラツキは、WAISに出ない部分(精神年齢とか・・・)で存在しており、また、IQが平均から外れているために、社会での難しさも存在する、と実感しています。

上記を踏まえて、私に向いていることなどを細かくお話してもらい、自分でも考えながら動いています。