私の力が及ばなくて、黙っていられないから、私の話をしようかな。
「空はどうして空という名前なの?海じゃだめなの?」
「私が赤だと思う赤は、本当に赤なの?他の人の見ている世界は私と違う、他の人にも、頭がある、目がある。怖い」
そういう幼児でした。
親がうんざりした顔で「知らん、神様が決めたんだ!」と言ったのを覚えています。
ああ、ああ。つらい。と、言葉にならず、思った。
本を読んだり絵をかくことはずっと好きだったけれど、宿題はできなかったので、三年生の漢字テストは30点でした。小学校の高学年になって、友人の影響で、どうも、勉強というものが楽しいらしい、ことを知りました。
運が良かった。
パニックになった私に筆談を教えてくれる友達がいました。
なぜか知らんが、お勉強ができました。
でも、何かが決定的に自分は欠陥だというような、言葉にならない気持ちが常にあった。
気持ちを抑えられない。中学生になっても、矛盾した先生の言葉に耐えられなくて学校から出ていってしまう。
お勉強は、できた。
「何言ってるのかわからないね」
「頭いいからって自慢しないでよ」
「できない人の気持ち考えたら?」
「本当にかわいくないね」
「屁理屈」
「新しく知る喜び」を外に出すことは、憎まれる。
それでも運が良かった。
「英語で覚えたこと」を使って冗談を言って遊んでくれる友達が、いた。
「ピタゴラ体操」を本気で遊んでくれる友達がいた。
創作をして、インターネットで繋がってくれる友達もいた。(インターネット老人!)
早く、田舎を出たいと、それでも思っていた。
それと同時に、私はこのいわゆる「偏差値の高い友達」に「遊んで頂いて」いるばかりでもダメなのでは、とも思ってた
いわゆる、進学校に行かなかった。
またもや運良く、それは私にあっていた。
基礎をじっくりと証明してくれる先生、本を沢山読ませてくれる先生。
やっぱり高校でもパニックになって授業を拒否する私の「理由」をちゃんとわかってくれていた周囲。
驚くほど運が良かった。
学ぶことがとても好きだった。
それでも、やっぱりとにかくここから出たかった。
それは少し叶った。
数年、少し都市部の大学に行った。
生活はめちゃくちゃで、友人が私の時間割を把握して教えてくれたし、親は定期的に掃除しにきたけど、とてもとても楽しかった。
いわゆる「文化的な遊び」的なものに、少し触れたような気がした。
ジャニーズや、アイドル以外の文化に触れた。
美術館が近くにあった。
多分他の大学生に比べたら全然遊びを知らないけれど、私はとても大学を好きになった。
大学を出た後のことは、先が真っ暗だった。
私は見通しを立てるのが極端に苦手で、学生の頃は、入学と卒業の繰り返し、勉強ができればよくて、それはどうも良くも悪くも私になじんだらしい。ぽんと、そこから放り出されて暗闇だった。
半ば本気で、卒業した瞬間自分は自然死するのではないかと思っていた。
残念ながら、生きていた。
一年働けなくて、自分が「できないことがある」ことを思い知らされた。
そこから自分の「できなさ」を知った。
そういう人は、大勢いることも、自分とは異なる「できなさ」も知った。
そして、「ふつうのひと」がとても「できる」ことも知った。いわゆる、勉強はそこそこか、できない、の、人だ。
色々な事件を見聞きして、
「会話する」ということも、少し前より知った気になっている。
会話できないのは、ことばが違う。
会話できないのは、世界への開き方が違う。
そういう色々な違う、が、会話できなさ、を生んでいるのであって。
能力というのは、はかれない。
たまたま今、ある能力を使う社会である、
だから、それを測る。
私はたまたま、その能力が、いわゆる「平均より高い」ところがあった。
でも、「できない」。
そして、私は知ってしまった、「できるとかできないとか」ということの広さを。
ものすごくできる人、の存在とか、ものすごくできないように見える人、の存在とか。
私が見ている赤は、赤じゃないかもしれない、そういう世界にいるから、声高に赤だと叫ぶことも、青だと叫ぶことも出来なくなってしまった。
黙っていることだけが、私の言いたいことを言う。
言葉にすることは高慢で鼻持ちならない人間に、私をしてしまうから、言葉が嫌い。
それなのにこんなに沢山言葉を紡いで私は何やってるんだろうなぁ。どうしようもない。
つらいつらい、わかってほしい、でも、それは、私の心が「鼻持ちならない」と言う。
私もそう思う。
わかるなんて、そんな、そんなたいそれたこと、誰もできない。
2020/05/06 17:04
最悪の文章が出来上がってしまったので懺悔します。ド叱ってくれ。自分の気持ち悪い所が全部出ている。
— もり (@morikanoko) 2020年5月6日
つまりこれは全方位に対する「羨ましいよぉ、羨ましくて憎らしい、ウェーン」でしかないのです。分かってる…分かってるのにこんなに言葉を撒いて本当に済まない…みんなトライフル食べててくれ…
— もり (@morikanoko) 2020年5月6日
ひとは…「全員」には、なれない…
— もり (@morikanoko) 2020年5月6日
だから…ひとりのひとしか味わえない…のじゃ…👴(?)